理容室と美容室はどこが違うの?

理容師雑談
この記事は約3分で読めます。

理容室と美容室はどこが違うのかわからない人は結構いらっしゃいます。

 こちらでは、理容室と美容室はどこが違うのか説明しています。

理容室と美容室の違いがわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。

理容室と美容室のボーダーライン

理容室と美容室はどこが違うのか、わからない方もいるのではないでしょうか?

実際に、私のサロンのお客様も、理容室と美容室の違いがわからない方もいます。

当店は理容室なのですが、美容室と思って来店されるお客様もいます。

昔は、理容室と美容室の違いは、「理容室は顔剃りが行えて男性が行くところ、美容室はパーマが行えるので女性が行くところ」というように、なんとなくわかっている方が多くいました。

最近では、理容室と美容室のボーダーラインがなくなっています。そのせいか、若い人たちの間では、理容師と美容室の違いがわからなくなっている人が多くいます。

今回は、理容室と美容室はどこが違うのか、説明してみたいと思います。

理容室と美容室の違いは?

まず、理容師と美容師の違いとして、免許か違います。

理容師法(第一条の二)では、

「この法律で理容とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう。」となっています。

美容師法(第二条)では、

「この法律で美容とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。」となっています。

つまり、理容師は、「頭髪の刈込とシェービングなどで容姿を整える」のが理容師の仕事であり、美容師は、「パーマや結髪、化粧やカラーなどで容姿を美しくする」のが仕事となります。

理容師と美容師は国家資格であり、免許も異なっています。

 理容師美容師
受験資格理容養成施設で2年以上修学(通信の場合は、3年以上)して必要な学科を修めた者美容養成施設で2年以上修学(通信の場合は、3年以上)して必要な学科を修めた者
筆記試験・関係法規・制度
・衛生管理
・理容保健
・理容の物理・化学
・理容理論
・関係法規・制度
・衛生管理
・美容保健
・美容の物理・化学
・美容理論
実技試験・カット
・シェービング
・整髪
・衛生上の取り扱い
・カット
・ワインディング
・オールウェーブセッティング
・衛生上の取り扱い

※「公益財団法人理容師美容師試験研修センター」ホームページより参照

また、店舗の外観を見ると理容店には、店先にサインポール(青と赤と白のくるくる回る看板)が置いてあるので、その看板が目印になります。※最近は、サインポールを置いていない理容店もあります。とくに、ユニセックス(男性も女性も取り入れている理容店)な理容店がそのような傾向にあります。

ちなみに、サインポールの赤と青と白は、赤が動脈、青が静脈、白が包帯を表しているといわれています。その昔、理容師は外科医も兼ねていたということから、このような説がとなえられています。※諸説あり

まとめ

今回は、理容室と美容室はどこが違うのか説明してみました。

理容室と美容室の違いは、それぞれ理容師法と美容師法という法律に基づき免許が違います。

理容師は、刈込と顔剃りで容姿を整えることが仕事です。

美容師は、パーマネントウェーブや結髪、化粧、カラーなどで容姿を美しくすることが仕事になります。

冒頭でもお伝えしたように、最近では理容室と美容室の違いがわからない方が多くいます。

とくに、若い人たちは理容室と美容室の違いがわからないようです。昔と違い、おしゃれな理容室が多くないるのも原因のひとつだと思っています。

ぜひ参考にしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました